●奥美利河温泉 4ページ目
奥美利河温泉は、大正元年4月に開湯。
当時から「美利河(ピリカ)温泉」と呼ばれ、親しまれて来ました。
平成2年12月に新しくクワプラザピリカが建てられ、名前を譲った訳です。
ピリカという言葉は、アイヌ語で美しいという意。
やはり昔から美しいところだったのでしょう。
露天風呂の男湯側右奥の山肌から滝のように湯が流れ込んで来ます。ここに浸かると純天然のジャグジー(泡風呂)です。
炭酸が多いのか湯面は「シュワー」とまるでサイダーのように水泡が飛び交っています。もの凄く気持ちがいいです。







この小さな湯の滝のすぐ上には直系80cm位の湯だまり(左上写真)があり、さらに登ると湯元がありました。
マッパで登るユウちゃん。
右の写真が山肌から湯が湧き出している所。
実は、北海道で唯一地底から湧いている鍾乳洞がある為なんです。

ですから鍾乳洞の奥深いところに湯が貯まっていてそこからここに流れ込んでいるという訳です。
湯量が豊富なんですねぇ。露天風呂からあふれた湯がそのまま川に流されています。
湯量の少ない温泉には、うらやましい限りです。ここには自然が沢山残っているんですねぇ。
露天風呂のすぐ上に大きなミヤマクワガタが「ブーン」と羽音を鳴らして飛んでいました。思わず見上げるユウちゃん(右写真)。
キアゲハチョウ(下写真)も羽を休めています。
ここは、子供達の夏休み研究、「昆虫採集」するにも絶好の環境です。
ユウちゃんもその昔、よく昆虫採集をしたそうです。
都会の札幌ではこういう自然が殆んど見られなくなってしまった今、懐かしい思いにふけって湯船に浸かるのでありました。
お風呂の後、チョットだけ眺めの良いところまで登ってみました。
右の写真は、川を渡る小さな木の橋。
橋を渡って誰でも簡単に行けます。
ピリカベツ川最上流部の山あいの里、奥美利河温泉は、この夏一番のオススメです。
一度行って見て貴方の目で確かめて下さい。

国縫(くんぬい)の内浦湾を望む海岸。
帰り道230号から国道5号を突き抜けて海岸へ出てみました。
海が美しいですよ!
まるでこの海は奥美利河の湯の色に似ていると思いませんか?

リポーター:ユウちゃん

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